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複数チャンネルのYouTubeレポートをまとめて管理する方法|代理店・運用代行の集計を1本化する【2026】

公開日:2026年7月27日 / カテゴリ:運用代行・代理店向け

担当しているYouTubeチャンネルが3本、5本、10本と増えて、毎月の数字集めだけで数日が消えている方向けの記事です。チャンネルが増えたときに何が起きるのか、先に決めておくべき3つのこと、手作業でやる場合の手順、自動化する場合の考え方と料金まで、順番に書いていきます。運用代行会社・動画編集会社・広告代理店・複数店舗でチャンネルを分けている企業を想定しています。

チャンネルが増えると、なぜ集計が急に地獄になるのか

1チャンネルなら「YouTube Studioを開いて数字を写す」だけで終わります。ところが担当が増えると、作業量はチャンネル数に比例して増えるのではなく、それ以上に膨らみます。理由は4つあります。

起きること具体的に何が起きるか
アカウント切替の往復チャンネルごとに権限を持つGoogleアカウントが違うと、ログアウト→ログイン→2段階認証→Studioを開く、をチャンネルの数だけ繰り返すことになります。数字を見る前の作業でいちばん時間を食う部分です。
フォーマットがバラバラA社はスプレッドシート、B社はPowerPoint、C社は「Wordでお願いします」。担当者が別々に作ると、同じ「視聴回数」でも置き場所も呼び方も違うファイルが並びます。引き継ぎができず、担当者が休むと誰も作れません。
提出期限が同じ時期に重なるほとんどのクライアントが「月初の数営業日以内」を求めます。つまり全チャンネル分の作業が月初の数日に集中します。1本あたりの作業が短くても、同時に来れば渋滞します。
前月ファイルの使い回しで数式が壊れる前月のファイルを複製して数字だけ差し替える運用は、行を1つ増やしたり削ったりした瞬間に参照がずれます。前月比のセルが「前々月比」になっていても、見た目には気づけません。誤った数字をクライアントに出す事故は、たいていここで起きます。

特に4つ目は深刻です。数字が間違っていること自体より、「この会社の数字は信用できない」と思われることの損失が大きいからです。チャンネルが増えたら、根性で回すのではなく仕組みを変えるタイミングだと考えてください。

まず決めるべき3つ|ツール選びより先にこれ

ツールを導入しても、この3つが決まっていないと結局バラバラのままです。先に決めるのは「共通フォーマット」「見る指標」「提出タイミング」の3つです。

1. 共通フォーマットを1つだけ作る

クライアントごとにゼロから作らないでください。自社の標準フォーマットを1つ決めて、クライアント固有の要望はその上に足す形にします。こうしておけば、担当者が変わっても同じものが出せますし、修正も1箇所で済みます。載せる項目に迷う場合は、YouTube運用代行の報告書に載せる項目テンプレート(12項目)をそのまま土台にするのが早いです。

2. 見る指標を固定する(増やさない)

チャンネルごとに見る数字を変えると、横並びで比較できなくなります。全チャンネル共通で追う指標を固定し、あとは変えないのが原則です。最低限そろえるのは次の項目です。

クライアント固有の指標(問い合わせ数、来店数など)は、この共通セットの後ろに1ブロック足すだけにします。共通部分に混ぜ込むと、フォーマットが再びバラけます。

3. 提出タイミングを自社都合で統一する

「クライアントの言うとおりの日程」で受けると、月初に全部が重なります。可能な範囲で「毎月◯営業日目に提出」と自社側から先に提示して統一してください。どうしても分散できない場合は、集計そのものを自動化して作業のピークをなくす方向で解決します。

チャンネルが増えるほど、手作業との差が開きます

YT分析ツール(ワークウェルのYouTube分析ツール)は複数チャンネルに対応。ログイン不要のデモで、実際のレポート画面をそのまま確認できます。

ツールを利用する(無料登録) デモ画面を見る

手作業でまとめる場合の手順と、かかる時間の考え方

まず、手作業でやる場合の標準手順です。この順番で固定すると、担当者が変わっても同じものが出せます。

  1. 権限を整理する:各チャンネルのYouTube Studioに、自社の共有アカウント1つでアクセスできるよう権限を付けてもらう。ここを先に片付けるだけで、ログアウト・ログインの往復が減ります。
  2. 共通フォーマットを複製する:前月ファイルではなく「空のテンプレート」から複製します。前月ファイルの使い回しが数式崩れの原因です。
  3. 数字を写す:アナリティクスの「概要」タブで全体の数字、「コンテンツ」タブでクリック率・視聴維持率・流入経路、動画一覧で今月の投稿本数。
  4. 前月比を入れる:数式ではなく、前月の実数を手で入力してから割り算する形にすると、参照ずれが起きません。
  5. コメントを書く:伸びた理由・落ちた理由・来月やることの3点。ここだけは自動化できない、人がやるべき部分です。
  6. 提出前に別の人が見る:チャンネル名・対象期間・前月比の符号(プラスとマイナス)の3点だけでもダブルチェックします。

「何時間かかるか」ではなく「工程数×チャンネル数」で見る

ネット上には「1本あたり◯時間」という数字が出回っていますが、チャンネルの規模・投稿本数・報告書の細かさで何倍にも変わるので、他社の数字を自社に当てはめても意味がありません。正しくは、次の式で自社の実測を出してください。

【集計にかかる総作業量の考え方】 1チャンネルあたりの作業= ログイン・切替 + 数字の転記(項目数ぶん) + 前月比の計算 + 動画別の並べ替え + コメント記入 + 体裁調整 + 確認 総作業量= 上記 × 担当チャンネル数 + 提出が重なることによる待ち・差し戻し

ポイントは「コメント記入」以外はすべて機械的な作業だということです。つまり、削れる部分と削れない部分がはっきり分かれています。実際に1チャンネル分をストップウォッチで計り、それに担当数を掛ければ、自社にとっての本当のコストが出ます。工数の減らし方そのものはYouTube運用代行のレポート作成工数を減らす方法で詳しく書いています。

自動化する場合の考え方|チャンネル単位で足していく

複数チャンネルの集計を自動化するときに、いちばん確認すべきなのは「チャンネルが増えたときに料金と手間がどう増えるか」です。ここを見ずに導入すると、5本目でいきなり上位プランへの乗り換えを迫られたりします。

YT分析ツールの場合

YT分析ツール(ワークウェルのYouTube分析ツール)は、課金が1チャンネル単位です。1チャンネル=1契約で、担当が増えたぶんだけ追加していく形なので、抱えている本数ちょうどの費用になります。複数チャンネルの管理にも対応済みで、画面上でチャンネルを切り替えるだけで各チャンネルの数値を確認できます。ログアウトして入り直す往復はありません。

プラン月額どんなときに選ぶか
無料¥0(ずっと無料・カード不要)まず数値を見たいだけ。社内確認用のチャンネルなど。
ベーシック¥2,980/月個人・小規模で、一歩先まで分析したい。
ライト¥9,800/月クライアント報告・社内提出が必要な法人。運用代行の主力はここ。
スタンダード¥19,800/月複数チャンネルを本格運用する法人・代行。競合比較(公開データのみ)が使えるのはこのプランから
カスタム個別見積り(別料金)更新頻度・出力・要件を自社仕様にしたい場合。

標準プラン(無料・ベーシック・ライト・スタンダード)は月額のみで、初期構築費はかかりません。自社仕様での構築が必要なカスタムだけ、別途お見積りになります。

チャンネルごとにプランを変えられる

課金が1チャンネル単位なので、全チャンネルを同じプランにそろえる必要はありません。たとえばこういう組み方ができます。

プランごとの機能差を整理すると次のとおりです。

機能無料ベーシックライトスタンダード
基本数値・グラフ
AI気づき分析×
前月比較・視聴維持率・クリック率の詳細×
広告表示あり非表示非表示非表示
分析履歴直近1回12ヶ月24ヶ月36ヶ月
PDF・CSV出力×簡易提出用提出用
競合比較(公開データのみ)×××
更新頻度月1月1月1月1
サポートFAQのみメール優先メール優先+チャット

まず無料(¥0・カード不要)で1チャンネルだけ入れて、自社のフォーマットに合うか確かめてから増やすのが安全です。ツールを選ぶときの見るべき観点そのものはYouTube分析ツールの選び方に、他社を含めた費用の相場感はYouTube分析ツールの料金相場にまとめています。

クライアントに出すときの注意

複数チャンネルを扱うと、「A社に出した数字の定義とB社に出した数字の定義が違う」という事故が起きます。出す前に、次の3点を必ず確認してください。

1. 数字の定義を全チャンネルでそろえる

同じ言葉でも中身が違うことがあります。事故になりやすいのは次の3つです。

項目そろえるべきこと
対象期間「1日〜末日」なのか「前回提出日からの1ヶ月」なのか。チャンネルによって違うと横並びで比べられません。全チャンネル「1日〜末日」に統一するのが無難です。
登録者数「純増(増えた数−減った数)」なのか「増えた数だけ」なのか。純増で統一し、減った数も併記します。
ショート動画の扱い通常動画とショートを合算するのか分けるのか。合算すると視聴回数だけ跳ね上がり、視聴維持率や総再生時間の見え方が変わります。分けて出すのが原則です。

2. 良い数字だけを見せない

伸びた指標だけを並べた報告書は、その月は喜ばれますが翌月以降に必ず矛盾します。落ちた数字も同じ扱いで載せ、そのうえで「なぜ落ちたか」「来月どうするか」を書いてください。悪い数字を先に自分から出せる代行会社が、いちばん長く契約が続きます。

3. 前月比は「率」だけで語らない

母数が小さいチャンネルでは、前月比が簡単に3桁パーセントになります。「前月比+250%」は、10回が35回になっただけかもしれません。必ず実数と率をセットで出すこと。逆に大きなチャンネルでは、率としては数%でも実数では大きな変化ということが起きます。複数チャンネルを横並びで見せるときほど、この落とし穴に注意してください。

デメリットと、その解決策

いいことばかり書いても仕方がないので、正直に書きます。

デメリット1:標準プランの更新頻度は月1回

何が困るか:YT分析ツールの標準プランは、数値の更新が月1回です。毎月の振り返りに合わせた設計なので、「今すぐ最新の数字を見て、クライアントに即答したい」という使い方には向きません。

解決策:好きなタイミングで更新したい場合は都度更新オプション(1チャンネルあたり+¥5,000/月)、任意の期間を指定して集計したい場合は期間指定オプション(1チャンネルあたり+¥3,000/月)を追加できます。両方まとめると1チャンネルあたり+¥7,000/月が目安です(税抜・回数による追加料金なし。金額は個別見積りが優先)。全チャンネルに付ける必要はなく、必要なチャンネルにだけ付けられます。

デメリット2:コメント・示唆は最後まで人の仕事

何が困るか:数字は自動でそろっても、「なぜそうなったか」「来月どうするか」は担当者が書く必要があります。AI気づき分析(有料プラン)が着眼点は出しますが、そのまま貼り付けて提出できるものではありません。

解決策:むしろここが差別化の中身です。機械的な転記を自動化して浮いた時間を全部コメントと企画に回すのが、複数チャンネルを抱える代行会社にとって現実的な勝ち筋です。数字集めで力尽きて、コメントが毎月コピペになっている状態がいちばん危険です。

デメリット3:チャンネルごとに連携作業が要る

何が困るか:自動で数字を取るには、チャンネルごとにYouTubeのアカウント連携が必要です。10本あれば10回の連携作業が発生します。クライアント側に権限を出してもらう調整も要ります。

解決策:連携は最初の1回だけで、以降は不要です。新規クライアントの立ち上げ手順(契約書・キックオフ・アカウント権限)に「レポート連携」を組み込んでしまえば、後追いで頼み込む手間がなくなります。

よくある質問

複数のYouTubeチャンネルを1つの画面で管理できますか?

できます。YT分析ツールは複数チャンネルに対応しており、ログインしたあと画面上でチャンネルを切り替えるだけで各チャンネルの数値を確認できます。Googleアカウントからログアウトして入り直す往復は不要です。

チャンネルが増えると料金はどうなりますか?

課金は1チャンネル単位です。1チャンネル=1契約で、必要な数だけ追加します。プランは無料¥0/ベーシック¥2,980/月/ライト¥9,800/月/スタンダード¥19,800/月で、標準プランは月額のみ・初期構築費なしです。チャンネルごとに違うプランを選べます。見積もりの自動計算で、本数を入れれば合計額がすぐ出ます。

クライアントごとに提出フォーマットが違う場合は?

まず自社の共通フォーマットを1つ決め、クライアント固有の要望はその上に足す形にしてください。ゼロから個別に作ると、チャンネル数だけ別物のファイルが増えて更新が追えなくなります。共通の土台があれば、差分だけを管理すれば済みます。

途中でチャンネルを減らすこともできますか?

1チャンネル単位の契約なので、担当が終了したチャンネルはその分だけ整理できます。契約の細かい条件はご状況によるため、LINEまたはメール(info@workwell-inc.com)でお問い合わせください。

まとめ

複数チャンネルの集計を1本化するために、この記事で書いたことを整理します。

まずは1チャンネルだけ無料(¥0・カード不要)で入れて、自社のフォーマットに合うかを確かめるところから始めてみてください。

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